2007年6月19日アニメ感想

「ぼくらの」 / 第11話 命

また1話構成ですか。さすがに3話連続でやられると苦しいものがありますね。田中さんの家に女性陣が集まっているシーンとか、あれをカットしてもうちょっと丁寧にモジ達を描いた方が良かったんじゃないかと思います。
敵のロボットの方にもスリットと光点、さらには戦った場所。先週の読みは合っていたみたいです。そうなるとこのネタバラしがいつ来るのか気になるところですが、子供達がこれを知ると非常に戦いづらくなりますよね…
そう言えば、敵に吹っ飛ばされてしまったジアースの頭部はどうなるんでしょうか。地球の技術で修理できるとは思えませんし、自己修復とかするのかなあ。直らずに光点の数が分からなくなると言う展開も面白そうですが。

神曲奏界ポリフォニカ/ 第12楽章「シンフォニー 虹の神曲」

最終話にはディーレンとメイルリートが出てきて力を貸してくれるんじゃないかと予想していたのですが、まるなびでの能登麻美子さんの発言を聞いて出番がないことが確定。と思ったら、声なしで姿だけ出てきました。最後のボスにもなれるキャラだったのに、微妙な扱いになってしまいましたね…
最後の焦点がカウンターフィット・レインボウ*1の奏でる音が神曲なるのか否かになってしまったのは頂けませんね。今までこの作品が描いてきたことからして、最終話では人間と精霊の関係に対して答えを示さなければならなかったのですが、少なくとも私には答えは見えませんでした。確かに神曲は人間と精霊の関係そのものですけれど、カウンターフィット・レインボウ神曲を奏でられるかどうかなんて、そんなものは設定1つでどうとでもなる問題です。反精霊団体の人と精霊が心から分かり合えるような展開であるべきでした。クリスタに助けられたから考えを改めた、なんて単純過ぎる理由では、この作品を1クールやってきたのは何だったんだろうって感じです。
ミサキをわざわざ出した意味がなかったとか、精霊爆弾の中にいた精霊の声に緊迫感が全く感じられなかったとか、死期を悟っていたわけでもないのにテルミンのあんな音声が残っているのはおかしいとか、他にもツッコミたいところはたくさんあります。


とまあ、色々と残念な出来の作品でした。脚本は筋が通ってないし、作画はまともな時の方が少なかったですね。最終回は大きく崩れることはありませんでしたが、このレヴェルを全話に渡って維持するのが最低限のラインだと思います。OPやED、それに七瀬光さんの音楽は良かったんですけどねえ。目を瞑って脚本を気にしなければ楽しめる作品でした。って、全然褒めてないな、これw


最後の提供クレジット、真ん中にいるコーティの顔だけがスポンサー名で潰されていましたw

*1:テルミンによると、綴りはCounterfeit Rainbowではなく、Counter Fit Rainbowみたいです