2007年6月24日アニメ感想

ウエルベールの物語 / 第12話 「情念の章」

最終回が俄然楽しみになってきました。楽しみなのは、この状況にどうやって収拾を付けるかではなく、どんな風に収拾が付けられないかですw だってどう考えても次回でまともに締められるとは思えませんから。かと言って、この作品に続編ができる程の人気があるとは思えませんし、コミックブレイドで連載中の漫画版はティナの過去話みたいですから、こっちで決着を付けるのも無理ですよね。
只でさえ死神蜂の男の件が片付かなさそうな感じなのに、この上ローデンの秘密が出てくるって、もう収拾を諦めているとしか思えません。と言うか、ローデンの存在理由が分からない。まだ戦争状態には至っていない国に工作員と共に自ら乗り込んでいって戦艦を爆破すると言う行動の馬鹿さ加減には目を瞑るとしても、それをゲルニアに見つかり開戦の口実を与えてしまったからと言ってそれが物語の行く末に全然影響しないんですよね。どうせ次回でゲルニアが死んで戦争は避けられるのでしょうから。避けられない戦争に対する緊迫感を描く尺が全くないので、こんな状況設定にしても意味がないと思います。それに占いができると言うローデンの設定も今のところ全然生きていません。占いと言う超自然的なものを出すからにはそれなりの役割を担わせていないといけない筈なのですが、どうも単なる雰囲気付けのために出してしまったのではないかという気がします。まあ、その雰囲気付けにも失敗しているのですがw
まさかとは思いますがレオンガルドの出番はあれで終わりじゃないですよね?もし次回出てこなかったらローデン以上に存在理由がないのですが…。まさか戦艦(特に巨大戦艦)は実際には全く役に立たないと言う世の真理を示したかったわけでもないでしょうしw