senza fucile

タイトルが新海誠監督の某作に似ていますねw
キャスト変更を知った時には、実際に新キャストの演技を聴いてもいないのに、「O Freunde, nicht diese Stimmen!」と批判的なことを書いてしまいましたが、旧キャストと比べてああだこうだと言っても非建設的ですから、ひとまず頭をからっぽにして聴いてみました。すると、榎本温子さんのトリエラが1番しっくりと来て、トリエラと仙台エリさんが好きな私としては、ちょっと複雑な気分に…。まあ、それはそれとして、新キャストも、これはこれでありなんじゃないですかね。旧キャストよりも若手中心となっていますから演技力的にはアレな部分もありますが、そこは回を重ねることによる成長に期待です。ただ、アレッサンドロ役に白石稔さんってのは、どう考えても合っていない気がするのですが…
話の中身については、銃声が聞こえることが1度もない、実にほのぼのしたものでした。ジャンがやたらと良い人(のよう)だったり、「砂糖女」と言う懐かしいあだ名が出て来たり、いつもより明るいクラエスの姿が見られたり。偶にはこう言う平和的な話も良いものです。特に第三幕「壁の向こう」は、シナリオの出来が素晴らしく、キャストもクラエス@水野理紗さんとトリエラ@榎本さんと言うことで、新キャストの中では芸歴が長い方々でしたから、安心して聴くことが出来ました。