2009年1月7日アニメ感想

地獄少女 三鼎 / 第十一話「滲んだ頁」

人は身に降りかかった不幸を特定の誰かの責任にして心の平穏を保とうとせずにはいられない、そんな話でした。事件が起こった以上、誰かを犯人として捕まえて処罰しなければならないと言う意味での必罰主義と同根の問題を感じます。
今回のゆずきは前回とは打って変わって、依頼者の動きに対して受け身で消極的でしたね。「そんなことで何も変わりっこないのに」と言う台詞には、自分に地獄流しを止めることは出来ないと言う諦念も込められていたように思います。とは言え、今回ゆずきは藁人形を受け取る前の道生由比に1度会っただけですから、所在も連絡先も分からず、止めようとしても方法がなかったでしょうが。
それではゆずきは今後地獄少女とどう向き合って行くのだろうと考えていたところ、東京MXテレビの「地獄少女新春ナビ〜地獄通信 その都市伝説のはじまり」を見て、盛大なネタバレを聞いてしまいましたw 普段はMXより18日放送が遅いANIMAXで見ている身としては、もっと警戒すべきだった…。