2010年3月5日アニメ感想

キディ・ガーランド / #21:蘇る記憶

確かにパートナー同士のキスが大きな意味を持つのは、グレイド(第20話)からの伝統ですけれども、ガーランドはキスし過ぎな気がします。元々ディアキス魔であることに加えて、今回はガクトエルアスクールのキスもありましたし、こう連発されると、もうただキスシーンを描きたいだけにしか見えませんって。
今更言うことでもありませんが、やはりガーランドには、作品を貫く大きなテーマがないのが痛いです。「パートナー同士の絆」が一応それに当たるのかもしれませんが、グレイドではそれ以外に、味方側も敵方も「親子愛」が重要なキーになっていました。グレイドの「親子愛」に該当するものを、ガーランドには見出すことが出来ません。
痛めつけられるアスクールや、ガクトエルに用済み宣告されたク・フィーユへの反応を見る限り、シャドウワーカーの生存組と死亡組がこれではっきりと分かれましたかね。サフィルとシェイドは、最期までガクトエルに付いて行って、悲惨な末路を辿りそうな悪寒。