2010年10月29日アニメ感想

そらのおとしものf / 第4話 死闘!零下1.4度のカッセン

今回は、「#23 合戦!!」と6巻「#EX はじめてのはっくつ」を組み合わせてアニメ化。
メインイベントの雪合戦は、やはり原作よりも大げさになっていました。原作では両陣営ともグラウンドにあったのですが、アニメでは本格的な合戦に。武器の使用量も、格段に増えていました。こう言う視覚的な派手さは、アニメならではです。
そはら役の美名さんは、イベントで2期のそはらはヒドいと言っていましたが、淫夢(1話)→チョップで智樹をまっぷたつ(2話)→謎の覆面レスラー(3話)→そはだるま(4話)と、とうとう人外にまでなってしまいました。原作が進んでそはらの正体が明らかになれば、そはらがメインヒロイン級の扱いになる日も来そうですが、2期ではまず無理なので、ネタキャラとして行くしかないですね。
そはだるまなんてギャグ的な存在が出る一方で、いきなりシリアスシーンが来るのがそらおと。『それも「マスターの御命令」ってやつか…?』は、智樹としてはかなり珍しいシーンだと思います。智樹が優しさを見せることはしばしばありますけれども、デフォルメされていない状態で、戦闘方面の勘の鋭さを発揮したのは、おそらくこれが唯一です。P-ステルスで背後から近付いたニンフに対して言った、「オイ……それで姿を隠したつもりか…?」「丸見え……なんだよ!!」が、偶然だったこととは対照的。
巻末のおまけの発掘話は、ちょっと無理矢理くっつけた感がありましたね。まあ、会長と守形先輩の関係を描いているこれが、アニメ化されたのは嬉しいのですけれども。2人の会話では、アニメオリジナルとして、守形家の話も出ていましたね。原作では「#5 宿題!!」や「#8 宿無!!」で思わせぶりに触れられて以来、ずっと放置されたままなのですが、いつ明らかになるのでしょうか。アニメ制作陣は、水無月すう先生と綿密に打ち合わせをしてアニメを作っていますから、今回オリジナルで追加された部分についても当然、明かされていない設定を踏まえている筈だけに、気になります。
EDは、「ミラクル・ガイ」。冒頭でアストレアが会長を師匠呼ばわりしていたのは、なるほど、会長の特訓を受けたからだったんですね。そう言えば、原作の会長は、アストレアのことを最初は「デルタちゃん」と読んでいましたけれども、アニメでは既に「アストレアちゃん」と呼んでいますね。原作での呼称改変を早めに反映させただけで、深い意味はないと思いますが。