2011年3月4日アニメ感想

魔法少女まどか☆マギカ / 第9話 「そんなの、あたしが許さない」

キュゥべえが少女と契約する目的が語られて、話が宇宙規模の壮大なものになって来ました。エントロピー論と「第二次性徴期の少女の希望と絶望の相転移」を絡めて来るのは、いかにも少女が悲劇に陥るのを描くための、「ためにする」設定な気がします。いや、そもそもキュゥべえが未だ真実を語っていない可能性も排除出来ないわけですが。
さやかのことを諦めずに立ち向かう杏子でしたが、結局はやはり共倒れですか。さやかの死体は上手いこと隠したとしても、失踪扱いにはなってしまうわけで、まどかはもうまともに学校生活なんて送れませんね。他人のふりをすることが出来たマミの時とは違って、まどかとさやかが親友であったことを、クラスメイトは当然知っているわけですから。
今のところ作中に登場した魔法少女は4人で、内3人は死亡。キュゥべえの目論見通り、ワルプルギスの夜を迎えるに当たり、まどかが契約を結ばざるを得ない方向へと動いています。結果から言えば、ほむらはキュゥべえに良いようにやられていると言わざるを得ません。ほむらはまどかを契約させないことを第1に行動している筈なのですが、まどかだけしか見えていなくて、マミやさやか杏子を生かす=まどかが契約しなくても済む状況に持って行こうとする努力が足りないようにも思えてしまうのですが、どうなんでしょう。