2011年3月6日アニメ感想

STAR DRIVER 輝きのタクト / 第22話 「神話前夜」

フィクションにおいて、夢や劇中劇を使った暗喩で伝えたいことを描くと言うのは、姑息な手法だと思っています。夢や劇中劇は、作中世界において虚構であるが故に、どんな無理矢理な展開だって出来ますし、それでいて所詮は非現実なので、いかようにも解釈出来ると言う逃げ道も用意されていますから。
まあそれはそれとして、今回上演された「神話前夜」は、過去にあった出来事がベースになっているようです。さらには、スガタが道を間違えた時に行き着く果てを示しているかのようでもありました。今のところスガタはワコともタクトとも上手くやっていて、もう裏切るタイミングはないように思えますが、次回サブタイトルが「エンペラーとあるのは気になるところです。
何にせよ、この作品も残すところ後少し。片付けるべきことがあれやこれや残っていて、若干不安ですね。オリジナル作品には誰も先を知らない面白さがありますが、反面、投げっぱなしに終わるおそれもあるわけで。


ワコが劇中劇で発した「奇跡」が平板アクセント(「軌跡」と同じ)で、気になって調べたら、発音辞典の類では頭高型よりも平板型の方が標準的とされているんですね。知りませんでした。