2011年8月2日アニメ感想

異国迷路のクロワーゼ The Animation / #05「迷子」

1話から店の中を窺っていたあの男の子が遂に動きました。盗まれた商品を取り戻そうと追い掛けた末、迷子になってしまった湯音。ああ確かにこれは異国迷路ですね。今回はいつもより湯音の小ささが強調されていたのもあって、湯音の不安感がダイレクトに伝わって来ました。このクオリティなのに絵コンテ・演出・作監・原画は後藤圭二さん1人で担当って、EDクレジットを見た時には目を疑いましたよ。
知り合いがいなくて右往左往する湯音湯音オスカーかクロードかアリスが連れ出さない限り、自分からアンセーニュ・ド・ロアの外へ出ようとはしていなくて、当然知り合いも作っていませんでしたから、今回の迷子は起こるべくして起こったとも言えます。19世紀のパリでも現代の日本でも、無闇に幼女に声を掛けると犯罪者扱いされてしまう悲しい現実。
オスカーが旅に出たかと思ったら、あっと言う間に帰って来て拍子抜けでした。確かにクロードと湯音を2人きりにすると色々と大変そうですが、不器用なクロードが湯音と何とか上手くコミュニケーションを取ろうと1人で奮闘する姿も見たかったような気はします。