2011年10月1日アニメ感想

プリティーリズム オーロラドリーム / 第26話「こねてまとめる!勝負のプリティーレシピ」

いわゆる総集編でしたが、キャラクターコメンタリー風で面白かったです。こう言う総集編なら大アリ。りずむがあいらと出逢った理由やみおん様すっぽかしの真実など、裏話が聞けてお得でした。
タキガワン・ジョークって、一体何なんですか。あの大きさの餃子は強引に食べさせるとは、お見合い前じゃなくても普通に嫌がらせなので、あいら達が日頃無理矢理働かされている恨みを晴らしているように見えてしまいました。
今回過去映像を見て改めて思いましたが、初期のプリズムジャンプって、今のと比べると随分地味ですよね。フレッシュフルーツバスケットとか、ハートフルスプラッシュなんて、普通のジャンプに背景が付いているだけですし。それが今では、パラシュートなしでスカイダイビングするのが当たり前のレベルになってしまいました。

花咲くいろは / 最終話 花咲くいつか

スイになりたいと願う緒花。ぼんぼる病が感染ったスイ。初対面では険悪な関係だったのに、よくぞここまで来たもんだ。この感動はやはり2クールを使って丁寧に描いて来たからこそですよね。1クールアニメが主流になってしまった昨今、こう言う作品は貴重です。
最終話まで見て来て、緒花役が伊藤かな恵さんで本当に良かったなあと。あの明るく周りに元気を与える声質とナチュラルな芝居とが、見事にハマっていました。鷲崎健さんがかな恵さんの声は今の時代に合っていると仰っていましたが、まさにその通り。
喜翠荘の閉鎖問題は、一旦閉めるもののいつか再開すると皆で約束して決着。この終わり方、シムーンを思い出さずにいられませんね。シムーンは主人公であるアーエル達の活躍にも関わらず、故国の宮国が戦争に負けてしまう作品ですが、この花いろも、緒花が喜翠荘に来て奮闘しても、結局喜翠荘は閉鎖になってしまいます。つまり緒花がいようがいまいが、喜翠荘の閉鎖は不可避だったわけです。でもアーエルや緒花達の存在が無意味だったかと言うと、決してそうではない。もっともそれぞれが遺したものについては、アーエルは「永遠の今」、緒花は「いつか花咲く未来」と言った大きな違いはありますけれでも。そうそう、スイが誰もいなくなった喜翠荘で往時の幻を見るあのシーン、あれもやっぱりシムーン最終話と似ていましたね。