アイスランド語、それは複雑怪奇な言葉

雑記にも書いた通り、今日はダラダラ〜としていたので、アイスランド語の学習は進みませんでした。予定では今月前半までに終了させて、後半はマルタ語をやりたいのであまり余裕がないのに…。あ、明日こそは!(こういう場合、「明日」というのはいつまで経っても「明日」のままだったり)
で、そのアイスランド語ですが系統的には英語やドイツ語と同じゲルマン語派ですが、複雑さについては比較にならないほどアイスランド語の方が上です。
たとえば名詞は単数・複数のそれぞれで4つの格をとります。じゃあドイツ語と同じじゃん、と思う方もいるかもしれません。でもその格変化の型がたくさんあるんですよ。辞書の文法表の分類を見ると、男性名詞に28種類、女性名詞に21種類、中性名詞に10種類の型があります。
発音も規則的とはいえ、規則自体が結構ややこしい。たとえば、dagur(英:day)はダーグュルと読みますが、これの定形対格であるdaginn(英:the day)はダイエンとなります。他にもeinn(英:one)がエイトンとか、色々規則があります。と言っても、綴りと発音の不一致については英語の方がはるかにひどいんですが。
語彙について、アイスランド語では外来語を極力排除していて、いかにもゲルマンといった単語ばかりです。これとは対照的に英語では語彙の4割超がラテン系の外来語です。
外来語の借用を避けるため、元々なかった語彙はアイスランド語を使って表現されています。たとえばテレビは、sjónvarp(絵投げ)となっています。