マルタ語学習開始

アイスランド語も一区切り付いたのでマルタ語を始めました。マルタ語はシチリア島の南、地中海に浮かぶ島国、マルタ共和国公用語です。
系統的にはアラビア語の一方言にあたりますが、イタリアを始めとするロマンス諸語の影響を強く受けていて使う文字もラテン文字です。たとえばこんな感じ。

Il-ktieb tiegħu akbar minn tiegħek.
(彼の本はあなたのものより大きい。)

これ、アラビア語をかじったことがあればだいたいの意味は分かると思います。
ktiebはキターブ(本)ですし、akbarはアッラーフアクバル(アッラーは偉大なり)のアクバルです。
その一方で主にイタリア語(特にシチリア語)から大量の言葉を借用していて、informazzjoni(information)とかいかにもイタリア語っぽい単語もたくさんあります。
今のところマルタ語そのものはそれほど難しそうではないですが、使っている教材が文法も辞書も英語なのがちょっとキツイ。英文としてはそう難しくはないですが、それで別の言語を学ぶとなるとやはり日本語に比べて効率が落ちます。