言語・語学
文法が複雑なアラビア語ですが、同じぐらい発音も難しいです。以下、母音と子音に分けて説明します。 母音 とは言うものの母音は簡単です。 短母音:a u i 長母音:ā ū ī 二重母音:au ai これだけしかありません。日本人にとって発音しづらいものは皆無です…
1週間ほど前に「次回は派生形」と言ったまま、放置していたわけなのですが。 動詞の派生形というのはこんな感じのものです。例によって、サンプルの語根はKTBです。 第一形:KaTaBa(書く) 第二形:KaTTaBa(書かせる) 第三形:KāTaBa(文通を続ける) 第…
本当は10月になる前に終わっているハズだったのですが、色々予定が狂って結局半月遅れに… 事前にアラビア語もイタリア語も一応知っていたので、「イタリア語(シチリア語)の単語を大量に借用したアラビア語の方言」であるマルタ語は比較的簡単に学習できる…
さらに今日は「月刊言語11月号」も買ってました。 この雑誌には「亀井肇の新語・世相語・流行語」という連載があります。まあだいたいこういうのは、とても「新語」とは言えない語を載せたり、的はずれな解説が付いていたりするのが世の常です。 たとえば今…
アラビア語は動詞の人称変化が非常に豊富です。例えばフランス語やドイツ語では「私は〜・君は〜・彼は〜・私達は〜・君達は〜・彼らは〜」と6通りに変化します。これに対してアラビア語では単数・複数に加えて双数と言う、二つのもの専用のカテゴリーがあり…
アラビア語(を含むセム諸語)の理解のために欠かせないものの一つに語根(root)があります。 語根は通常3つの子音から構成されていて(たまに2つや4つのものあります)、これに母音や接辞を加えることにより語が形成されます。 例えばKTBという3子音、すべて…
今日は3週間ぶりの3カテゴリー怒濤の同時更新! [言語・語学]カテゴリーにも何か続き物を書きたいなとか思ったので、「アラビア語の世界」なんてのを始めます。 湾岸戦争やイラク戦争、さらにはイスラーム原理主義の台頭のため、日本国内でもアラビア語に対…
以前に注文した本が届きました。Íslensk Beygingafræði - Islaendische Formenlehre - Icelandic Inflections作者: Colin D Thomson出版社/メーカー: Helmut Buske Verlag発売日: 1987/01/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (2件) を見るアイス…
先日大相撲秋場所が千秋楽を迎え結局は朝青龍が優勝したものの、ブルガリア出身の琴欧州の活躍が光った場所でもありました。大方の日本人にとってブルガリアというとヨーグルトを思い浮かべると思います。ところがこのヨーグルトという言葉、意外(?)なこ…
マイナー語学学習者がお世話になる国内の出版社と言うと、だいたいは大学書林か白水社です(以前は泰流社なんてのもありましたが)。その白水社から出ている語学教材シリーズがCDエクスプレスです。 これは会話中心の教材で各言語とも20課構成になっていて2…
テレビをつけたら「トゥモロー・ネバー・ダイ」をやっていたので何となく見ていました。途中ベトナムでボンドガールがキーボードを使っていましたが、あ、あれは倉頡輸入法(そうけつゆにゅうほう)! 中国語の入力方法は大きく分けて二つあり、一つがローマ…
アイスランド語も一区切り付いたのでマルタ語を始めました。マルタ語はシチリア島の南、地中海に浮かぶ島国、マルタ共和国の公用語です。 系統的にはアラビア語の一方言にあたりますが、イタリアを始めとするロマンス諸語の影響を強く受けていて使う文字もラ…
大学の生協に行ったら、こんなものが。ラテン広文典作者: 泉井久之助出版社/メーカー: 白水社発売日: 2005/09/10メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (10件) を見る白水社創立90周年記念による限定復刊です。ラテン語の本は色々持っているの…
本日ようやくアイスランド語の学習が終わりました。難しい言語だというのはあらかじめ知っていましたが、実際にやってみるとやはりかなりの手応えが。こういう言語をやったあと英文を読むと、ものすごく簡単に見えてきます(実際はそうでもない)。 でメイン…
私は語学マニアを自称しているくらいですから、当然辞書を引く回数もかなり多いです。毎日なにがしかの言語の辞書をパラパラめくったりしています。 辞書というものは決められた順に単語を並べた物ですから、当然その並べ方の規則を知らない人には引くことが…
アイスランド語辞書Íslensk ensk orðabókを見ていたら、こんな例文を見つけました。 hann var svo stór að hann komst ekki inn um dyrnar he was so big that he could not get in through the door って、ドアを通れないくらいでかいってどんな奴だ(笑)…
アイスランド語も半分ほど終わりましたが、CDエクスプレスは思っていたよりも出来の悪いものでした。薄い本なので内容が詰め込み気味であるのは覚悟していましたが、それにしても説明がなさすぎです。語学慣れしている人なら一を聞いて十を知るかのごとく、…
前回から引き続き嫌いな言葉についてですが、もう一つ(というか二つ)あります。それは「短所」あるいは「欠点」という言葉です。 学校や履歴書などで短所や欠点を書かされる機会は多いと思いますが、どうも気に入りません。何というか、「短所」や「欠点」…
ことあるごとにメディアは、「最近の若者は(ry」などと言いながら日本語の「乱れ」を批判してたりしますが、私は別にそんなことはありません。ら抜き言葉もさ入れ言葉も、現象として興味深く思っています。自分がそれを使うかどうかはまた別の問題ですが。 …
キーボードを打っていると、間違えて隣のキーを押してしまうなんてのはよくあることですが、ここで言いたいのはそういうことではありません。 大部分の人がそうしていると思いますが、私も日本語はローマ字入力しています。でその場合に、rの代わりにpを、n…
雑記にも書いた通り、今日はダラダラ〜としていたので、アイスランド語の学習は進みませんでした。予定では今月前半までに終了させて、後半はマルタ語をやりたいのであまり余裕がないのに…。あ、明日こそは!(こういう場合、「明日」というのはいつまで経っ…
グラン・スールとプティ・スールといえば、マリみてで「姉」と「妹」を表す言葉ですが、フランス語表記は通常grande sœurとpetite sœurとなっています。が、これは普通に読むとグランド・スールとプティト・スールなんですよね。 フランス語は語末の子音を発…
本当は昨日始める予定だったのですが、お腹がいt(ry アイスランド語は北大西洋に浮かぶアイスランド共和国の公用語ですが、この言葉は1000年ほど前からほとんど変化していません。ということで語形変化が非常に複雑で習得は非常に難しいです。大学はまだ夏…
今日の午前中、Amazonから荷物が届いたのですが、腹痛のため受け取りに出られませんでした。その後、夕方に一時的に回復したので何とか受け取ることが出来ました。 それで、荷物の中身の1つはこれです。コンサイス露和辞典作者: 井桁貞義出版社/メーカー: 三…
今日は紀伊國屋書店新宿本店に行ってきたわけなんですが、あそこの語学関係の品揃えは非常に素晴らしい。8万4千円もする「新ペルシア語大辞典」やマイナーな「マルタ語基礎1500語」が常備されている書店はなかなかないものです(置いても売れないしね)…
このカテゴリーでは言語を主に語学的なアプローチで扱っていくつもりです。私は言語学に関しては全くの素人なので、一学習者として書いていこうと思います。ここでは色々な言語について言及していくので、当然多言語入力に関する問題があります。そもそもこ…